味の素。

ちょっと前から、家の近所に小吃店(xiaochidian、点心等軽食を売る店をこう言う)が出来ていた。なかなか食う機会が無かったが、先週の土曜に昼食にそこの馄饨(肉入りスープワンタン)を買ってみた。のだが。
調理する様子が見えるのよ。そこ。で、座って待ちながらぼけっと見てたわけよ。
そしたら、店員のおばちゃんが大きなスプーンで山盛りひとすくい、白い調味料を器にぶち込むのが見えたんですな。
いきなりヤな予感がしました。
上海は近年急速に発展した関係で、南方から大量に人が流れ込んで形成されたせいか、上海料理というとだだ甘いことで有名*1。だから、その時は
(うげ、あれ砂糖か!? 失敗したかなー……)
とか思ったわけですよ。
結論から言うと、甘かったですな。


持って帰って食うと、甘くない代わりに舌に感じる違和感。
疑問に思いつつ、空腹だったんで半分くらい一気に食い進めた辺りで違和感どころじゃなく舌先に痺れすら感じるようになって、やっと思い当たりました。
「舌先がなんか平板に……って、アレ砂糖じゃなくて味の素かーっ!?
 こ、これがあのチャイナレストラン・シンドロームっ?!


脳裏に即座に美味しんぼがフラッシュバックした俺もどうかと思わなくも無いが。
ヤられました。ヤられましたよ。
まさかこの年齢になって、「チャイナ・レストラン・シンドローム」を体感する事になろうとは夢にも思いませんでしたわ。つぅか何年前だ、美味しんぼ読んだの(w


後は食わずにゴミ箱直行。舌先の痺れは、茶で中和しても1時間くらい続いた。
えぇまぁ二度と行かねぇ。安くてもなんでも、アレならちょっと歩いて步行街でハルサメ食うわw 暑いけど。

*1:俗に北咸东酸南甜西辣と言い北方は塩辛さを重視、東方は酸味、南方は甘味(広東料理が有名)、西方は辛い(四川・湖南が代表的